看板も注意書きも人間の好奇心を…

看板も注意書きも
人間の好奇心を
おさえることはできない。

自分が苦い経験をしなければ、
人は本当になにかを
学ぶことなどできないのだ。

(透明人間のくつ下、アレックス・シアラー)

海辺に行って、
「この先、立ち入り禁止」
って書いてある表示以上に
踏み込んだことはありますか?

絶対に進みようがないくらい、
柵やら、鎖やら、ロープやら、
張り巡らされていれば、
進めないのですが、

看板だけ、あるいは
簡単に乗り越えられる柵だけ、
っていう具合になると、
思わず、進んでみたくなります。

理由が書いていないと、
なおさら。

「この先、
 崩れやすいので
 立ち入り禁止」

となれば、考えちゃいます。

けれども、
先の見通しがよくて、
そんなに危なそうでなければ、
なんだか進んでしまいたい
気持ちになるのも分かる気がします。

人間は、
注意書きを見ただけでは、
その真実を実感できない。

注意書きに、
その真実が実感できるように
うまく書かれていれば話は別だが。

真実を実感できないから、
人は必要以上に恐れるか、
受け流してしまうか、
のどちらかが多いかもしれない。

だから、好奇心が増せば、
注意、警告は、その役目を果たすどころか、
反対に、好奇心を増長してしまう。

人は、なかなか
学ばない生き物です。

(参考)透明人間のくつ下(アレックス・シアラー)

No.4117


道は開ける(ディール・カーネギー)

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