身内しか愛せない人間は…

身内しか
愛せない人間は、結局、
自分しか
愛せないのと同じだ。

(私の男、桜庭一樹)

身内の人間関係を
よりよくする努力より、
世間の体裁ばかり
気にする親とかに育てられると、

なかには、その反動で、
「あたたかい身内への憧れ」が、
(私自身のなかにもありそう…)

自分の身内だけ
良ければいいみたいな
生き方、社会への反応が
出てきたりするような気がします。

もちろん、
身内を大切にすることは、
本当に大切なことです。

ただ、それが、
身内しか大切にできず、
他はどれだけ害しても、
傷つけてもいいという考え方は、

大切にしすぎの状態、
とらわれ、執着で、きっと、
利己的なものなんでしょう。

おおげさに言えば、
社会との交わりなど
一切不要で、
家族(あるいは好きな人)
ばかりが幸せに
安楽に暮らせたら
どんなことがあっても
まったくかまわない、
という気分に近くなるはず。

これは、身内を愛している、
というより、

身内という「自分のもの」を
自分に対すると同じように
執着している状態で、

その身内が、
自分の思い通りにならない
「別のもの」になったとたん、

それを追い出したり、
逆に憎しみ始めたりする可能性もある。

自分しか愛せない、
ということの結末は、
そういうことじゃないだろうか、
と思うんです。

(参考)私の男(桜庭一樹)

No.4162


道は開ける(ディール・カーネギー)

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