待つことで、
人は必ず成長する
(利他のすすめ、大山泰弘)
待ってればいいんだよ、
というセリフには
なにか安堵感と、
ちょっとした不安感と、
どちらも感じます。
そして、時に、
そのどちらも
間違っているような
気もしてしまう。
間違ってると
思う安心感は、
「ああ、このままで
何もしなくてもいいんだ。
ただ待ってればいいんだ。」
という方向性のもの。
そして、
間違ってるかもしれない
不安感というのは、
「今がんばってるけど、
これはうまくいってない。
ただ待ってるだけでいいんだろうか、
何か変えていかなくちゃいけない、
これを変えよう、あれを変えよう。」
という方向性のもの。
たしかに待つことは
とても大切だけれど、
正しい方向性で待つ、
っていうことが、
人間はちょっと難しい。
そして、
その正しい方向性、
っていうのが、
待つ前には、
なかなか分かりにくいから、
ややこしくなっちゃう。
人は、待てないと成長できない。
少なくとも、
自分の成長を待てないと、
成長できるわけがない。
唯一言えるのは、
これだと思います。
待つことが、
自分の成長につながるか、
っていうこと。
そこにつながらない「待ち」は、
逃げとか、焦りの場合もあるわけです。
(参考)利他のすすめ(大山泰弘)
No.4166