テレビや映画に夢中だと
ボクたちは
ポテトチップスの味も
どれくらい食べたかも
忘れてしまうことがある。
いっぽう
ポテトチップスを
おいしいおいしいと
味わって食べることもできる。
ボクたちは
意識の向け方ひとつで
自分に起きていることを
大事なことにも
そうでないことにも
変えられる、
変えてしまう。
(ブタのみどころ、小泉吉宏)
自分の意識が、
あらゆる方向に
いつも向けられている
というわけじゃない。
ふだんは、
無意識に向けられていて、
その方向では何かに気づくけれど、
他の方向については
鈍感になっていたりする。
そもそも、
わたしには
博愛主義っていうのは、
難しいなぁって思います。
みんなのため、
っていうのが考えられない。
だから、言葉にして
出すことも出来ない。
「みんなのため」なんて、
意識を集中させることは出来ませんって。
顔を思いこせる、
家族のためとか、
誰かのため、あるいは、
せいぜい、自分のため。
見えない「みんな」は、
ますます想像しにくい。
なんとか、がんばって、
見えない「誰か」は、
想像できます。
被災地で難儀している、
高校生のためとか…
私たちの意識は、
それまでの経験で
見たり聞いたりしたことにしか、
広げることは難しいのだ。
だから、限られた自分の力を
生かすためには、
意識を向ける方向は、
とっても大切です。
(参考)ブタのみどころ(小泉吉宏)
No.4316
