人生なんて、いつだって、
「今更」の繰り返しなのだ。
いつだって、何かに乗り遅れている。
しかし、その「今更」は、
「ここからは、もう『今更』です」と
明確な線が引かれているわけではなく、
自分で勝手に決めているのだ。
「今更」は、あきらめるための自分への
言い訳に過ぎない。だとしたら、
やらないよりやった方がいい。
(象の背中、秋元康)
人はそれぞれのペースで、
大切なことに気づく。
他人から見れば、
だいたいは「今さら」に
見えてしまうだろう。
けれど、
他人のその目の通りに、
自分も、今さら、
と思いそうになるとき、
そんなことはない、
と自分を止めなきゃいけない。
今さら、なんてことはないんだ。
特に、がんばろうっていう気持ちには、
遅いなら、遅いなりに、
できることが、きっとあるのだ。
そもそも、
「今さら」と思えるくらいに、
遅く気づいたのだから、
また、そこで
止めてしまってはもったいない。
というか、次のチャンスがいつになるか、
分かったもんじゃない。
人生は、
気づきの早さとか、
誰もやっていないことをやるだけが、
目的じゃない。
誰もが1位になれるわけでも、
勝ち組になれるわけでもない。
その人その人のスピードで、
生きていく時間の積み重ねなのだ。
(参考)象の背中(秋元康)
No.4384