未来が変わることで、
過去も変えられるんです。
事実は変わらないけれども、
過去の持つ意味は劇的に変わっていく。
それが生きるということであり、
生命の不思議さ、尊さなのです。
(本気で言いたいことがある、さだまさし)
先日、世界の全人口が、
70億人を超えたのことです。
もしも、
人間一人一人に、
たった1回だけでも
時間の巻き戻しが
許されるとしたら、
今であれば、
70億回のやり直しが
起こるわけです。
人生100年だとしても、
与えられている時間は
32億秒くらいしかありませんから、
もしも、その70億回のやり直しに
付き合わなければならないとしたら、
平均0.5秒に1回はやり直しが起こって、
生きるに生きられないような状況
になるでしょうね。
ん~、人間の意志で、
時間が戻らないっていうのは、
かなり、ありがたいことかもしれない。
やり直したい過去の1つや2つ、
だれでもあると思います。
けれど、その先にある今、
未来がちょっとずつよくなっていくなら、
「ああ、あういう経験も必要だったんだな」
という意味合いを自分で見つけられます。
過去を悔やんでばかりいたり、
自分の未来を投げ出したりして
いない限り、そんなふうに思う時は、
必ず来るんだと思います。
心をちょっとでも、
未来に向けている時には、
そんな可能性があるってわけです。
こんな言葉も、書いていました。
「未来」という時空間は
「今とても想像出来ないような
『素敵なこと』が起きる可能性
のある時空間」なのです。
No.4475