正しい人間には…

正しい人間には
味方なんか要らないものだ、

なぜかと云えば、
正しいということが
なにより強い大変な味方だからな。

(寝ぼけ署長、山本周五郎)

できれば、
一人で戦うよりは、
味方を集めて
みんなで戦いたいものです。

しかし、
みんなで戦うためには、
そのみんなを動かすための
理由が欲しいものです。

もちろん、
お金や権力さえあれば、
たいした理由がなくても、
味方になってくれる、
という人もいるにはいます。

そして、そういう味方が、
無視できない世の中だ、
というのも事実です。

そんなことも考えると、
自分の正しさを証明するために、
味方を集めようと思うときには、
きっと、もう、
タイミングが遅いんじゃないか、
って思います。

相手が手強くなければ、
味方なんて集める必要などないし、
手強いとしたら、
集めようと思ったときには、
相手の味方が勢ぞろいしている
可能性が大きいからです。

味方の数で
対抗するっていう考え方から
離れないと、
勝算はないかもしれない。

相手のホームグラウンドで、
戦ってはいけない、
ということ。

つまり、
自分のホームグラウンドを
見つけなくちゃいけない
ってことでしょう。

(参考)寝ぼけ署長(山本周五郎)

No.4494


道は開ける(ディール・カーネギー)

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