人は手に入れたものを…

人は手に入れたものを
「自分のもの」として
所有したがります。
自分が所有することに
強く執着します。

そしてその執着心ゆえに、
手に入れたものと自分が
別のものであることを忘れてしまい、
その結果、それらと自分が
一体化してしまうのです。
それゆえ、それらを失ったとき、
自分の一部を切り取られたか
のような喪失感を味わいます。

(人生は「引き算」で輝く、野口嘉則)

ずーっと
自分のものになるもなんて、
世の中にはない。
いつかは手放す。
ちょっとの間だけ、
預かっているだけのこと。

でも、そのことは、
いつも忘れている。

だから、
自分のものにする、
っていうことばかりを
目指して、必死に、
がんばろうとする。

得たもので、
自分が意味づけられる、
そんな強迫観念すら、
持っているかもしれない。

誰かが持っていれば、
欲しくなる。

まだ誰も持っていないから、
欲しくなる。

欲しい気持ちは、
キリがない。

人は、欲しくなる生き物なのだ。
どこかで、それをあきらめないと、
その気持ちに、自分が苦しめられる。

別に、なくたっていいじゃないか。
そんな気持ちになることが、時には大切。

(参考)人生は「引き算」で輝く(野口嘉則)

No.4611


こころの処方箋(河合 隼雄)

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