もし一つしか質問を
用意していなかったら、
当然、次の質問を
その場で考えなければならない。
次の質問を
見つけるためのヒントは
どこに隠れているだろう。
隠れているとすれば、
一つ目の質問に応えている相手の、
答えのなかである。そうなれば、
質問者は本気で
相手の話を聞かざるを得ない。
そして、本気で相手の話を聞けば、
必ずその答えのなかから、
次の質問が見つかるはずである。
(聞く力 心をひらく35のヒント、阿川佐和子)
会話を盛り上げよう、
と力みすぎると、
かえって盛り上がらない。
必ず盛り上げられる、
なんていう自信をもっている人は、
なにか勘違いしているか、
本当に人に関心をもっているか、
のどちらかだと思う。
もし、少しでも、
後者に近づきたいとしたら、
会話が盛り上がるためには、
いい質問が1つあるだけでいい。
本当の関心から湧いてくる質問は、
ホントに、いい質問だから。
そして、
いい質問には、いい返答がくる。
さらに、
その返答には、
また尋ねたくなることが
必ず含まれている。
そういうことで、
話が盛り上がらないわけがない。
そういうことが分かってくると、
盛り上がらない話がある、
っていうことも自然と分かってくる。
当然、盛り上がっちゃ
いけない場所だって、
あるわけですし。
No.4620