甘えられる強さ…

「誰にも頼らない強さ」なんかよりも、
「時には人に甘えられる強さ」
のほうを大切にしてほしい。

(世界一やさしい精神科の本、斎藤環)

自分の弱さを
人に見せるっていうのは、
やっぱり難しいという人もいる。

わたしも、その一人だろうな。

昨日、携帯ショップに行って、
契約をしている際、
隣りの窓口には、
どうやら携帯を紛失した男性が
来ていた。

なんとも思っていなかったのだが、
なんだか、だんだん口調が
荒々しくなっている。

「なんだ、その態度は?」とか、

「最初にそういうことを聞けよ」とか、

「対応、悪いなぁ…」とか、

最後には、ちょっと来い、
とか行って、店員を外に連れて行った。

思わず、私に応対していた店員に、
「大丈夫ですか?」
と尋ねてしまった私。

尋ねるだけで動く勇気もなかった
弱い私ですが…

自分の恥ずかしいところ、
弱点、失敗を見せることを、
極度に嫌ってしまうと、
それは恥ずかしさを通り越して、

それを見てしまった人への
怒りに変わったりします。

そんな怒りを抱くことも、
弱さの証拠なんだなぁ…

だから、その一歩手前の、
人に頼れる、というのは、
弱さでもあるんだけど、
強さでもあるんですよね。

どういう気持ちで、
どんなふうに頼るかで、
けっこう違うもんだよな。

(参考)世界一やさしい精神科の本(斎藤環)

No.5508

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