見るという行為は、…

見るという行為は、
目だけでするものでは
ありません。
心で見るのです。

(ZOKURANGER、森博嗣)

目で見えないものがある。
心で見えないものもある。
その時々、どちらの目で見るか。

一方だけに頼ると、
間違うかもしれない。

それは、世の中、
目で見えるものばかりでなく、
心で見えるものばかりでもないから。

ものの見方を間違うと、
やっぱり、判断も間違う。

ただ、
そういう間違いも、
必ずしも悪いわけじゃない。

ものの見方が、
ちょっとでも良くなるには、
自分で失敗していくしかないから。

もちろん、
他人の間違いを見て、
「自分はそういうミスは
 しないようにしよう」
ってことで改められるなら、
それが一番いいけれど、
みんながみんな、
いつもどこでも、
それができるとは限らない。

いまは、
どんなタイプのミスだったか、
そんなことになると、
目では見えない部分を
心で見るようにしないと、
いけなかったりするのだ。

心で見るか、
目で見るか。
それをどう判断して、
どう行動するか。

毎日毎日、人間は、
そんなことを自然に
やっているんだな。

(参考)ZOKURANGER(森博嗣)

No.5570


こころの処方箋(河合 隼雄)

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