年齢にかかわらず、
現在地点にかかわらず、
人生の中で物事が起こるとき、
わたしたちはいつも途中にいます。
(ディーター・F・ウークトドルフ)
いい時でも、
悪い時でも、
自分がいる場所は、
いつも途中だ、
という理解は、
いいかもしれない。
だいたい、
スタート地点に立った、
と思っている時には元気だ。
緊張感もあるかもしれないけど、
これから始まることに
ワクワクしているし、
なにか成し遂げてやろうって
思っている。
けれど、
そんな思いで始めたことが、
終わり近くになってくると、
様相が分かれてくる。
いろんな困難がありながらも、
達成感いっぱいのこともあれば、
甘くない現実に、
たびたび打ちのめされて、
時間ばかりが過ぎて去り、
嘆いていることもある。
今だけの「終わり」を見ると、
たしかに、そうかもしれない。
けれど、もっと先を見れば、
自分たちに起こっていることは、
いつも現在進行形。
人生の途中なのだ。
まだまだ、
何かしら変えられるし、
変わってしまう可能性は
否定できない。
途中なんだって思えること。
これは、大切だ。
今年の2月に
私は「終わりだ~」と
思えるようなことに出くわし、
途方に暮れていたが、
今となっては、途中だったんだな、
と振り返られる。
(参考)夢の途中(来生たかお)
No.5593