傷つくことは、…

傷つくことは、
弱さではない。

(夢のカルテ、高野和明)

傷つく姿を、
情けないと思ってしまう…

もしかしたら、
こういう考え方は、
傷つける側に問題はない、
みたいな価値観を
もたらすかもしれない。

すると、
傷ついていても、
傷ついていない強い振りをして、
やりすごすことになる。

そして、
誰かを傷つけたとしても、
知らんぷりで、
傷つくお前が悪いんだ、
みたいに責めることにも
なるかもしれない。

傷つくのは、
どういうことだろうって考える。

見える傷、
見えない傷、
どっちもある世の中で、

どちらかというと、
見える傷、分かりやすい傷は、
理解されやすい。そして、
いたわってもらえる。

しかし、
見えない傷っていうのは、
分かりにくい上に、

その「見えなさ」を利用して、
自分の立場を弱く見せ、
訴えたりりする人もいるから、
話は、ややこしくなる。

きっと、
どちらの価値観も、
自分の立場を見せたいだけなのだろう。
強いにしろ、弱いにしろ。

あんまり、
強さ弱さにこだわると、
人間ダメになるようだな。

(参考)夢のカルテ(高野和明)

No.5618


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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