どんなに仲良しでも、それだけで
同じ進路をとれるわけじゃない。
(花が咲く頃いた君と、豊島ミホ)
人生をいっしょに
歩むっていうのは、
お互いを好きだ
という気持ちに加えて、
自分との違いを、
どれだけ受け入れられるか、
ってことにかかっている。
子供たちの進路について言えば、
仲がいいとか、
学力レベルが同じとか、
趣味が似ているとか、
そういうことに加えて、
それぞれの親の状況や
環境の違いによっても、
変わってくる可能性がある。
ふつうは、
いっしょにいればいるほど、
お互いの違いがハッキリと
分かってくる。
違いを受け入れる
いい訓練になるのは、
間違いない。
それなのに、
そういう場面において、
「相手が間違ってる」
「相手がおかしい」
「相手が変わらないといけない」
しか考えられないと、まず、
どんな相手といっしょになっても、
うまくいくわけがない。
基本的に、自分が
変わるしかないのだ。
あるいは、違いが気にならない程度に、
ちょっと距離を置くとか。
いっしょに歩む、
というのは、
ずーっと好きでいる、
ってことかもしれないけど、
「好き」だけに
集中できない状況が多いから、
なかなか、難しいんだな。
(参考)花が咲く頃いた君と(豊島ミホ)
No.5663