信じるとか
信じないの問題じゃないの。
クリスマス・イヴには
サンタさんがプレゼントを
持ってきてくれるって
思ってた方が楽しいじゃないの。
(ソロモンの偽証 第I部 事件、宮部みゆき)
信じて損した、
との言い方がある。
考えてみれば、
信じて何の得をしたいのか、
っていう問題のように思う。
信じることは、
期待すること。
期待するということは、
期待に叶わないことも
起こり得るということ。
そもそも、
起こることが
100%決まっているのなら、
信じる必要もない。
絶対に分かっていることなのだから、
ただ、待っていればいいだけ。
損も得もない。
受け入れる以外にない。
でも、
信じるか信じないか、
が問題になることなら、
信じるところから、
ある意味イベントのようなものだ。
信じるチャンスがあるだけ、
そのために努力したり、
がんばったり、待ったりできるだけ、
「お得」というものだろう。
わざわざ、
暗くなるようなことを
信じなくてもいい。
少しでも明るくなれることを
信じて、がんばれた方が楽しい。
叶わなくても、
そういうことをたくさん持てる人は、
強くなれるんじゃないだろうか。
No.5735