もしあなたが世間と
うまくいかないというなら、
誰が正しいかを
気にするのをやめればいい。
そしてこの世界を少しでも
住みやすくすることに
乗り出そうではないか。
(人を動かす2、D・カーネギー協会)
世の中、あらゆることを、
白黒ハッキリできるなら、
とても楽なことだ。
自分が正しいと思うことが、
いつも正しく、
そうじゃないことが
いつも誤りで、
自分の嫌いな人が
いつも悪者で、
自分がいつも
正義の側にいるなら、
これほど
満足していられることはない。
けれど、現実は、
そのとらえ方に、
疑問を投げかける。
本当に正しいのか?
誰が正しいのか?
早く満足したいために、
急いで結論を出そうと思うけど、
なかなかそうはいかない。
人によっては、
場合によっては、
白黒がちょっとずつ変わったり、
白黒がないこともあるから、
それを受け入れられないと、
人は、成熟できない。
そもそも、
成功するのが正義で、
失敗するのが悪とも言えない。
早く失敗することが
「正しい」場合だってあるのだ。
正しくないから失敗する、
成功することで
自分が正しいことを証明する、
この考え方は、自分を苦しめるのだ。
No.5738