自分が「幸せ」だと…

自分が「幸せ」だと
思うのはいいのよ。
どんなに思っても。

でも、「一番」って、
どうして思うの –
友だちと比較するの。
比較出来るの?
それは、そういう人だ
ってことでしょう。

(飲めば都、北村薫)

ああ、よかった、
自分はあんなことしなくて…

という具合に思う時、
「あんなこと」をしている他人と、
比べている自分がそこにいる。

どうしても、
安心していたいんだな、と。

安心するために
他人と比べるクセがつくと、

その比べることで、
不安になることも増えてくる。

比べることで得られる、
安心感、成功感、幸福感は、
きっと、ホンモノじゃない。

他人が何を手に入れようと、
どういう状況に見えようと、

自分は自分で
幸せを感じられるには、

比べることよりも、まず、
感謝できなくちゃいけないんだろうなぁ。

感謝できればいいって
わけでもない。

比べてから安心して、
感謝しているようでは、

比べてから不安になった時には、
きっと感謝できない。

感謝するどころか、
もっともっとと求める気持ちが
強まるだろうから。

人生を楽しむ。
競っている時にも、
勝ち負けだけを
楽しむんじゃなくて、
競えることを楽しむ。

そういう人間になれないと、
苦しみが増えるだろうなぁ。

(参考)飲めば都(北村薫)

No.5795


こころの処方箋(河合 隼雄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です