なにかをやろうとするとき。…

なにかをやろうとするとき。
「やったほうがいい理由」と
「やらないほうがいい理由」を比べていったら、
きっと「やらないほうがいい理由」のほうが多い。
自分の中で多数決をしていたら、
たぶん、ずっと、なにもできない。

そして、これは
とても大事なことだと思うのだけれど、
なにもできないことを、誰も責めはしないし、
事実、責められるようなことは、
なにひとつないのだ。
だから、そんなふうにしているうちに、
月日はあっという間に過ぎてしまって、
「やったほうがいい」と思っていた自分は、
まるで、最初からなかったことになってしまう。

(ほぼ日、永田泰大)

「いいえ」とか、
「けっこうです」とか。

断る、ということに、
ものすごいエネルギーを
要求されることがあります。

それは、相手が
それを受け入れてくれない
かもしれない、
という心配がある時でしょう。

もちろん、
内容による場合もある。

しかし、
本当に大切なことに
自分の時間や持っているものを
注いでいくためには、
「断る」ことができないと
ダメなんですよね。

なんでもかんでも、
「はい、はい」
「大丈夫です」
「やります」
という返事で対応していると、
そのうち、容量オーバーになる。

それは間違いない。

容量オーバーにならないよう、
自分の能力を高める、
という方法もあるけれど、
だとしても、限界はあるでしょう。

やることは、
やらないことを決めることで、
自ずと決まってくる。

そうなのでしょう。

(参考)夜は、待っている。(糸井重里)

No.5869


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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