理屈はあっても良いと思います。
ただ、その理屈が先行して、
理屈によってものを見ようとすると、
もしかすると見誤ることになる、
そういう感じが私はいたします。
(スカル・ブレーカ、森博嗣)
物事には、
法則とか、ルールとか、
理由とか、仕組みがある。
…ことが多い。
そして、
それを見つけるのが、
けっこう楽しい。
「これだ!」
と思ったことにたどり着けば、
「実はこれこれだから、
こうなるんだよ。」
みたいなことを言いたくなるし、
言った自分は信じたくなる。
しかし、時が経てば、
その理屈から外れるものが
見えてきたりします。
それでも、
自分が見つけたことに
しがみつきたいのが人間。
反対に、
他人から言われたことは、
どこまでも否定したい。
そこで、失敗が生じる。
そして、自分の理屈は正しくなかった、
と学ぶ。
ただ、自分の理屈を抱えて、
ひきこもると、
そういう気づく場面が
なくなってしまう。
かなり残念なことだろうな。
(参考) スカル・ブレーカ(森博嗣)
No.7003