強くないから、
強いふりをするんでしょ!
(リカーシブル、米澤穂信)
それほど知らないことでも、
知っているふりをして
うなずいていた方が面白い。
テストじゃない限り、
本当に知っているかどうか、
確かめる人も、そういない。
要は、自分の話を
聞いてくれる人がいれば、
いればいいだけだから。
話の内容が分からなくても、
相手のために
分かっているふりをするのは、
善意かもしれないが、
自分の見栄のために
知ったかぶりをするのは、
いつか化けの皮がはがれる。
強いふりをしている人を見たら、
その人につきあってあげたらいい。
何か心に問題があるのだ。
それを突き詰めたところで、
その人がちゃんと向き合って
解決できる能力があるとは限らない。
強いふりをしても意味がない、
と分かるまで、人は成長しない。
(参考)リカーシブル(米澤穂信)
No.7031