きみは誰かに嫌われている。
きみが誰かを嫌っているように。
(悲痛伝、西尾維新)
自分が誰かを嫌っているように、
誰かも自分を嫌っている。
これは、
「だから、嫌っちゃいけない」
ってことじゃないと思う。
なんだか嫌いとか、
なんだか好きというのは、
確固とした感情でなく、
気まぐれな、一時的なものもあるから、
嫌われるんじゃないか?
ということを、
あまり心配しすぎることなく、
こだわる必要もないということだろう。
好き嫌いを
重要だと思うこともあるが、
実際、たいしたことじゃない。
永遠に好きだ、愛する、
と言いながら、しばらくして、
永遠に別れたカップル、夫婦は、
どれだけいることだろう?
好き嫌いの感情を
頼りにしちゃいけない。
変わることも
大いにある感情なのだから。
(参考)悲痛伝(西尾維新)
No.7051