ほんとにわかっているのは、…

ほんとにわかっているのは、
わからないということ
だけかもしれないな。

(深夜特急6、沢木耕太郎)

見たくないと思えば、
見ないで済む場所、世界がある。

見ないでいると、
「知らない」でなく、

そのうち、自分にとっては、
「存在しない」ことになってしまう。

そして、しばらくすると、
「見ている」ところだけで
何でも知っているような勘違いが
生まれ始める。

おそらく、人間は、
「知らない」という不安が
苦手なのだろう…

だから、
「知っている」ことにしたい気持ちが
知らず知らずのうちに働く。

「分かった」「知った」
っていう気持ちは、
危険な側面もあるんだな。

(参考)深夜特急6(沢木耕太郎)

No.7136


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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