世に無駄はない、
世を無駄にする者がいるだけだ。
(書楼弔堂 破暁、京極夏彦)
物事をうまく
進めたいとしたら、
感情がものすごく
邪魔なものに思えてしまうことが
あるでしょう。
自分の感情は、
とりあえず我慢するとしても、
他人の感情に付き合わされるのは、
本当に面倒だ、と感じる場面も
少なくありません。
感情のせいで、
小さな一歩のはずが、
ものすごい上り坂の一歩に
なってしまいます。
しかしながら、感情は、
一人一人が動けるようになるための
動機になり、理由になり、
ブレーキになるもの、
それなしでは、
人間ではないし、
ユニークな存在にもなれない。
人間は、無駄だと思えるものを
持っていることで、人間なんですね。
(参考)書楼弔堂 破暁(京極夏彦)
No.7235