1日でできるものが僅かだから、
これを何十倍、何百倍しても
せいぜい知れているだろう、
と考えるのは当然である。
ところが、やってみるとそうでもない。
特に、自分でものを作っていると
それがわかる。
毎日少しずつやっていると、あるとき、
「こんなものが自分に作れたのか」と
驚くことになるのである。
(常識にとらわれない100の講義、森博嗣)
何もやらない前から、
「自分には出来ない」
と思ってしまう人もいれば、
ささいな失敗だけで
「自分はもうダメだ」
と考える人もいる。
その一方で、
何度失敗しても、どれだけ
たくさんの人に迷惑をかけても、
「自分には才能があるんだ」
と思っていられる人もいる。
想像の世界で、
どれだけダメな想像をしても、
どれだけ良いイメージを描いても、
最初の一歩を踏み出すまでは、
何も始まっていない。
とりあえず、一歩進んでみる。
考えるのは、それからでもいい、
っていう時は多い。
No.7268