どうせエネルギーを消費するならば、
少しでも建設的な方向に
振り向けたほうがよい。
嫌いなはずの人の中に、実は自分が
「うらやましい」と
思っていることがあるのならば、
自分もそれを身につけるように
努力すればよい。
相手の中に、自分の中にもある嫌な点
を見ているのであれば、なんとか、
それを克服するようにすればよい。
(PRESIDENT 2014/11/3号、茂木健一郎)
人を嫌うという感情は、
時に、もったいない行動を
生じさせます。
その人に会わないように、
遠回りをしたり、
その人と関わらなくていいように、
必要でないものを買ったり、
その人をやっつけるために、
不毛の戦いをしたり、
そもそも、そういうことを
頭のなかで一生懸命に
考えたりするので、
頭も体も、忙しくなります。
そのエネルギーを他に回せば、
もっと大きなことが
出来るかもしれないのです。
人生は「嫌い」という感情に
ずーっと付き合っていられるほど、
長くはない。
No.7458