そうなのだ、味がない、
ということは、
ほかの食材の味を損なわない、
ということ。
何かと合わせるのに、
これほど都合の良いものはない。
(今朝の春、高田郁)
自分の「売り」は何か。
それは相手に分かりやすいか。
そんなことを考えた先で、
個性的な存在、
ユニークな存在になりたい
と思うかもしれない。
けれど、確かに、
個性がないというのは、
味気ないかもしれないが、
個性が強すぎるというのも、
なかなか扱いにくいのも事実だ。
そこに、
自分以外の誰かの個性を
引き出せる存在だ、
っていう個性は、
なかなか重宝されるに違いない。
もちろん、
分からない人には、
分からない。
特徴のない、
つまらない人間に
見えるかもしれない。
しかし、
その人がいるだけで、
空気が和んだり、
物事の段取りが整ったり、
キーパーソンの動きが良くなったり
というのは、ありがたいことだろう。
目立った才能ばかりに
目が行ってしまいがちだが、
そういう存在に気づけたら、
人間関係はもっと楽しくなると思う。
(参考)今朝の春(高田郁)
No.7470