勇気は、自分がいささかも…

勇気は、自分がいささかも
傷つきたくないという人には、
全く持つことのできない徳である。

(国家の徳、曽野綾子)

勇気をもって
何かにぶつかっていく
ということは、
ほぼ100%傷つくことだと思う。

これは、逆の発想をすれば、
意外と分かりやすい。

つまり、

「傷つかない程度にぶつかろう」

と考えて立ち向かうことに、
どれほどの勇気が必要か。

もちろん、誰にでも最初は、
そのくらいの気持ちしか
持てないこともある。

何かに挑戦するにも、
誰かと付き合い始めるにも、
自分を変えようとする時にも…

まったく無傷ということは
ありえないだろう。

傷を負って初めて、
何かが見えるものだから。

(参考)国家の徳(曽野綾子)

No.7555


こころの処方箋(河合 隼雄)

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