答えのなさを受け入れる力は、
人生が与える謎を受け入れる能力を
私たちに授けてくれます。
(認知症の人を愛すること、和田秀樹)
同著には、こんな言葉もあります。
「私たちにできるのは、
1日1日を充分に生きることです。
物事がいつも思い通りにいくとは
限らないと知りつつ、
できるだけ穏やかに安らかに生きる。
善良で分別があり勤勉な人にも
良くないことは起こるものです。」
このせいだ、
このおかげだ、
あの人のせいだ、
あの人のおかげだ…
そう言い切って、理由や答えが
分かったような気になるのは、
スッキリすることかもしれない。
けれども、それで
何か解決するものでもない。
逆に、その思い込みが、
新たな不快感や問題を
生む可能性もある。
分からないこともある。
少なくとも、今は…
そんな考え方の方が楽。
いつかは分かるかもしれない、
けれど、それも、しばらく先かも…
分かることばかりじゃないんですね。
No.7589