正しいことを
言う時こそ、気をつける。
言い方も内容もよく考えて、
一歩引いて話す。
諦めずにやっていくしかない。
(殉愛、百田尚樹)
正しいかどうか、
分からない時は、
少し遠慮がちに話すものです。
一方、正しいと分かっている時には、
自信をもって、話しやすいものです。
ただ、話している相手が、
その正しさを理解できるかどうか、
そこを考えれば、
話し方を工夫しなければいけない時も
出てきます。
しかし、
自分の正しさに酔いしれて、
(もしくは、正しいと思い込み過ぎて)
相手に伝わる工夫を
忘れてしまいがちになります。
自分だったら、
このようなことを
どんなふうに伝えてもらいたいか。
あるいは、どう言われても無駄か。
話を聞かない自分であればあるほど、
他人の言葉には、なかなか
耳を貸さないことが見えてきます。
正しいことを
伝えてあげなくちゃいけない、
その使命感は大切ですが、
どう伝えたら理解してくれるか、
を忘れてしまえば、
伝わるものも伝わらない。
言葉は、時に、
扱いにくいツールです。
(参考)殉愛(百田尚樹)
No.7590