才能っていうのはさ、
ものすごく好きだって
いう気持ちなんじゃないか。
どんなことがあっても、
そこから離れられない執念とか、
闘志とか、そういうものと似てる何か。
俺はそう思うことにしてるよ。
(羊と鋼の森、宮下奈都)
好きなことをがんばったから、
人生がうまくいくわけじゃない。
才能があったから、
人生が成功するとも言えない。
助けてくれる人がたくさんいたから、
幸せな人生を送れるとも限らない。
浮き沈み、いろんなことも含めて、
人生ぜんぶをセットで、
自分のものだと受け止めて、
ちょっとでも感謝できる心がもたげてきた時に、
なんとなく幸せな気がする、ってなくらいで
十分かもしれないべな。