説教を効果的にしようと思うなら、短くすることを工夫しなくてはならない。自分が絶対に言いたいことに焦点を絞る、繰り返し同じことを言わない、と心に決めておく。そうすると、説教をされる側としては、またはじまるぞ、どうせ長くなるのだろう、と思っているときに、パッと終ってしまうのでよい印象を受け、焦点の絞られた話にインパクトを受ける。もっとも、こうなると「説教」というものではなくなっている、と言うべきかも知れない。
(こころの処方箋、河合隼雄)
お話を聞かなければならないとしたら、
自分の時間が多く奪われない短さは、
誰にでも喜ばれると思う。
それが、聞き手にとって良かったとなれば、
間違いなく印象にも残るだろうし。