ここは死んだ気で褒め


ここは死んだ気で褒めなされ、
褒めねば負けまする。

(NHK大河ドラマ「利家とまつ」)

親友(後の豊臣秀吉)が、
出世街道を邁進している矢先、
さらに手柄を立てた。
その利家に、妻まつが
指先で伝えた言葉。

利家は、一生懸命に褒めた。
それを見て、信長いわく。
「男というのは実に嫉妬深い。
他人のことを褒めることがなかなか
出来ぬ厄介な生きものじゃ。
しかし、さすがは利家よ。」

私も男であるから、
そういう心情が自分の中にあることを
否めない。

人が1褒められるなら、
10褒められたい幼心がある。

政治の場面でも、
そういう嫉妬が見られるように思う。
誰かが褒められれば、一方は、
褒め言葉を「褒め殺し」やら、
「事実を把握していない」などと言って、
引きずり落とす。

今の時代も、戦国時代と何も変わっていないな、
なんて思ってしまう。
不景気の世の中、現代もまさしく戦国時代。

そんななかにあっても、
「死んだ気」で、人を褒めることが出来たら、
心も穏やかになれるんじゃないだろうか…


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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