受けるよりは

受けるよりは与える方が、
さいわいである。

(聖書 使徒行伝20:35)

自分の才能なり、知識なりを、
どんどん外に出して(与えて)いって、
役に立てようと考えた時、

自分がそれに向いているか、
自分が本当にそれを好きか、
分かってくる。

それをしないで、
自分の中にだけ、閉じこめておいたら、
何も、分からない。

たとえば、
自分の中だけに溜め込んでいて、
喜びを味わえる才能っていうのは、
めったにないからだ。

自分以外の誰かの目にふれて初めて、
自分のもっている「もの」は生きてくる。

そういうふうにできていると思う、世の中は。


こころの処方箋(河合 隼雄)

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