一時的な「さなぎ」…

現在の苦難より高い視点から
物事を見据えるだけで、
わたしたちの苦労は
一時的なさなぎのようなものに
すぎないことが分かります。

(ジョセフ・B・ワースリン)

分かっているつもりでしたが、
「さなぎ」という言葉を
辞書で調べてみました。

こうあります。
「完全変態を行う昆虫が、
 変態の途中で栄養を取らず、
 ほとんど静止状態になったもの。」

静止状態、
人生にも、そんな瞬間があります。
実際、その静止状態のさなかでは、
「瞬間」と感じられず、
それが、ずーっと続くような
錯覚に陥ってしまいます。

喜びも、悲しみも、
ずっと続くものではないこと、それを悟り、
その時々にあわせて過ごすこと、
それを思い起こせたら、心が軽くなります。

その先に、
何があるかと言えば、
穏やかな「生」とも言えますし、
穏やかな「死」とも言える気がします。

自分が少しでもそんなふうに
生きられたときに、
自分の大切な人にも、
同じような理解を与えて、
よい人生の助けができるかもしれません。

困ったときには、
一時的な「さなぎ」でいいのでしょう。


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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