人生にむだというものはないもので、
しかし、後にならないと、
その意味がわからないということが
たくさんある。
(生き方上手、日野原重明)
私、竹のことはよく分からないが、
中国の竹に、こんな種類のものがあるらしい。
種を植えた後に、肥料と水を与えて、
育てるわけだが、1年目は何も起こらない。
2年目も同様に育てるが、
やはり何も起こらない。
3年目、4年目も、
また同様で、何も起こらない。
しかし、5年目のある日を境に、
6週間で27メートルの高さに成長する。
私たちの目には、
すさまじい成長をした6週間しか見えないが、
その前の4年間があったことを忘れてはいけない。
人生は、見えていようが、分かっていようが、
いつも、現在進行形だと思う。
人生これで十分と思った時点で、
終わってしまう。まだまだ、
いろんなものが
用意されていると言うのに…
見えるものだけが、すべてでない。
分かるものだけが、価値あるんじゃない。
分からないものを、
無意味と決めつけたら、
人生、本当にもったいない。