「楽観」も「悲観」も、どちらも必要である。というよりも、必ずどちらもしているはずだ。放っておくと、どちらかに偏るから、ときどき意識して軌道修正し、バランスを確認すると良い。 (悲観する力、森博嗣)
おそらく、自動車の運転などでも同様で、「運転が恐い」と感じているうちは、大きな事故は起きにくい。恐いという意識が、「悲観」を忘れさせないからだ。逆に言うと、それくらいの頻度で心配する必要がある。人間の意識は、一時に一つの…
拘るのは、人間の頭の欠点といえる。人は失敗から学ぶことが多いが、成功からも学ばなければならない。大きな成功を目指すとき、最大の障害は小さな成功である。上手くいったからといって、妄信しない。たまたまだったかもしれないし、そ…
人間というのは、とにかく拘りやすい動物である。なにか気に入ったことが一度あると、それに拘る。自分の方法はこれだ、と決めてかかる。上手くいった体験があると、その方法を絶対視する。 (悲観する力、森博嗣)
やりつづけてみればいいんですよ。長くやりつづけてきた習慣を一瞬で変えることはできません。でも明るい未来を思い描いていれば、一歩一歩でも確実に進歩します。心が穏やかであれば進歩も早いのです。 (ダライ・ラマの猫、デビッド・…
真面目にこつこつと仕事を進める人は、ただ黙々と焦らず作業を続ける。長く休まないし、人に仕事のことを話したりしない。…おそらく、「仕事が楽しい」と口にする必要がないからだろう。楽しいかどうかなど、仕事には無関係…
まず、自分の感情を観察する。自分はどう感じているのか。今の気分はどうなのか。そういったことを自問する。この「自覚」ほど大切なものはない。これが充分にできていれば、感情を除いた思考ができるようになる。 (悲観する力、森博嗣…
ある男が家に帰ってくると、庭の前に羊の糞が山のように積まれていた。彼はその肥料の糞を注文した覚えがなかった。そんな物は欲しくなかった。しかし、どういうわけか、そこに置かれていて、彼にとっての選択はそれをどうするか、だけだ…
自分がいい人間であると思われたいと、隠し、迎合し、常識に振り廻されるようになる。或いは人が徹頭徹尾いい人の筈だなどと過大評価すると、すぐ失望するようになる。しかし自分も人もほどほどだということを見極めていれば、それほどひ…
お金というものは、結婚生活の中で、人間の弱さを占める部分をごまかしてくれる作用も果たすし、弱さを助長して耐えられるものも耐えさせないようにするという役目も果たす。この両刃の剣のような性格はやむを得ないので、ただ人間がこれ…


